短期集中歯周病治療

短期集中歯周病治療は、通常4～6回通院する必要のある歯周病治療を、診療時間を90分確保することで、最短1回で終わらせることのできる治療です。

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歯周病治療
短期集中歯周病治療

なぜ歯周病治療は多くの通院が必要になるのか知っていますか？

歯周病治療は平均4回から6回程度通院する必要があります。
保険診療で行う場合は国から厳格なルールが決められており、それに則って治療を進めていく必要があります。歯周病治療を正しく行う場合は、下記のようになります。

①歯ぐきの検査
②スケーリング
③歯ぐきの検査
④ルートプレーニング
⑤歯ぐきの検査
⑥歯周外科治療

①、③、⑤の検査時に歯周病の改善が見られた場合は3ヶ月から半年に一度の定期健診に移行し、再度①を行っていきます。
②のスケーリングは歯石除去になります。スケーリングは1回で全ての歯を行うことができないので、患者様の歯の状態によって数回に分けで行います。
上記のように、治療には様々な工程があるため、歯周病治療は長期間になる傾向があります。

保険診療での歯周病治療は4回から6回の通院が必要になります

再感染リスクがあることを知っていますか？

保険診療ではお口の中を6つのブロックに分け、1回の治療で1～2ブロックずつ治療を行っていきます。
そのため、治療が行えなかったブロックには汚れや歯周病菌が残ったままになり、せっかくきれいにした歯にもその汚れが移動し、歯周病に再感染してしまうということがあります。
歯周病は菌の性質上、一回に全ての歯の汚れを除去し、一気に歯周病菌の数を減らすことが大切ですが、保険診療ではそういったことができないため、結果的に歯周病の改善に時間がかかってしまうことがあります。

保険診療での歯周病治療は再感染のリスクがあり、治療が長引くことがある

短期集中歯周病治療なら最短1回で終わります！

短期集中歯周病治療は自由診療（保険適用外）となるため、保険のルールが適応されません。
そのため、1回の治療は90分と、保険診療より長く時間を確保し、歯ぐきの検査から全顎のスケーリングまでを一気に行うことができます。
また、全ての歯に対しての歯周病治療を1回で行うことによって、口腔内全体の歯周病菌を除去し、歯周組織が歯周病菌に再感染するリスクを最小限に抑えることができる効率の良い治療になります。
全ての歯を一気に治療することによって、通常の歯周病治療に比べて通院回数を大幅に削減することが可能です。

何度も通院したくない、忙しくて通院する時間がない、ちくちくした痛みを伴うスケーリングを何度も受けたくないとお考えの方には最適な治療になります。
治療は最短1回で終わりますが、患者様の歯石の量や、中度、重度の歯周病の場合は、1回で終わらないこともございます。
その場合でも、保険診療の3分の1から4分の1程度の時間で終わらせることが可能です。

マイクロスコープ・マイクロルーぺを使用したスケーリング

マイクロスコープやマイクロルーペは拡大鏡のことです。
スコープは肉眼の20倍、ルーペは肉眼の4倍に拡大して患部を見ることができます。
スケーリングは先の尖った器具を使用しながら歯の表面やポケットの中に溜まっている歯石や歯垢を除去していく治療です。
取り残しがあると、菌が繁殖し、歯周病が改善しないため、しっかりと除去することが大切です。
当院では、マイクロスコープやマイクロルーペを使用し、細かく患部を確認しながら精密に除去していきます。

患部を拡大し、確認しながら行う精密なスケーリングを行います

痛みに弱い方歯科恐怖症の方のための無痛治療

当院では歯科恐怖症や痛みに弱い方、2時間以上歯を口を開けていることがご負担になる方のために、点滴麻酔（静脈内鎮静法）による、無痛治療を行っております。
ウトウトと眠ったような状態になる点滴麻酔なので、眠っている間に、痛みや不快感なく治療が終わります。
また、麻酔には健忘作用があるため治療中の記憶は残らず、あっという間に終わったような気分になります。